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日本・神戸

神戸市港湾整備局参与
山本信行氏

 

次に、最後の講演となりますが、神戸市港湾整備局参与であられます山本様にお願いしたいと思います。
御存じのとおり、神戸市はウォーターフロント整備の面でも積極的な動きをされておられますが、それと同時に阪神・淡路大震災を経験されたことから、震災対策の中でウォーターフロントの役割等についてもお話をお聞かせいただけるのではないかと思います。
では、山本様を御紹介いたします。
山本ただいま御紹介いただきました神戸市港湾整備局の山本でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
講演を始める前に一言お礼を申し上げたいと思います。先ほどからいろいろ御紹介いただいておりますけれども、昨年の1月の大震災で神戸港は壊滅的な被害を受けたわけでございますけれども、運輸省を初め関係の方々、そしてきょう御出席の方々のいろいろ御支援をいただきまして、おかげさまで大分復旧が進んでまいりました。今、施設的には6割程度もとに戻ったかなというような状況でございまして、何とか2年間でもとの状態に戻したいと思って力を合わせてやっているところでございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたしたいと思います。
それでは、与えられました神戸港のウォーターフロントの整備につきまして御報告をさせていただきます。神戸は、もともといわゆる物流の港として整備が進んできたわけでございます。最初にそのあたりの状況につきまして御報告し、本題のウォーターフロントの整備の事例につきまして御報告をいたしたいと思います。
(スライド映写)
(S1)これは神戸の全体を東から見た図でございまして、一番手前が六甲アイランド、真ん中がポートアイランドとその拡張工事の状況、それから西の方に古い埠頭が見えているわけでございまして、神戸は1868年に国際貿易港として開港いたしまして、この図面で示しておりますように順次港湾の整備を進めてきたわけでございます。その中心といいますのは、先ほど申しましたように、物流の港湾、そして産業の港湾として整備をしてまいりました。
(S2)ここに示しておりますのが、ポートアイランドと、その前面に拡張しておりますポートアイランドの2期でございます。このように周囲はコンテナバースなり、あるいは一般の貨物バースとして整備し、中央部には住宅用地とか、あるいはコンベンション施設等の整備を進めてまいりました。
(S3)これは次に進めました六甲アイランドの状況でございまして、これにつきまし

 

 

 

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